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「守る会」シンポジウム開催

大型クレーン問題大詰


  函館新聞社掲載    2006年8月29日



「守る会」シンポジウム開催   
 函館市土地開発公社が所有する旧函館ドック跡地の大型クレーン2基の撤去問題が、大詰めを迎えている。同公社は近く、売却先に絞った本州の船舶関連業者から撤去作業の安全性が確認され次第、選定する運び。一方、市民団体「ゴライアスクレーンを守る会」(石塚與喜雄会長)は19、20両日、保存に向けたシンポジウムやクレーン見学会を開催する。市内の絵手紙サークル「赤いポスト」(三浦敬子会長)も、大型クレーンがそびえる函館港を縦1メートル40センチ、長さ3メートル50センチの絵にして「守る会」に寄贈するなど支援している。

 函館中央郵便局(安藤昭一局長)を拠点に活動している「赤いポスト」の会員約30人は、新聞報道で大型クレーンが撤去されることを知り、クレーンがそびえる港の風景を絵に収めた。

 指導する日本絵手紙協会公認講師の和田洋子さん(69)は「愛着あるクレーンを、できれば残したい。どうしても撤去ということになれば、今のうちに絵として残そうと思った」と話す。4月に絵手紙風のタッチで大作を描き、絵の中央に「門型クレーン ごくろうさまでした」の文字を配した。

 安藤局長もクレーンの保存を望む1人。「赤いポストの会の迅速な行動は、クレーンを残したいという強い気持ちの表れ。守る運動を市民で盛り上げなければ」と語る。

 「赤いポスト」の活動を知った「守る会」は、クレーンの活用策の一つとして提案している「鮭(さけ)のぼり」の製作を依頼。快諾を得て、16日から3日がかりで20本を仕上げた。すでに西部地区の子供たちが作った15本があり、19日のシンポジウムでは合計35本とクレーンの絵を、会場の市公民館大講堂(青柳町12)に掲げる。製作に携わった重永満恵さん(58)は「皆さんに見てもらい、喜んでほしい」と話す。

 石塚会長は「4年間の荒波にもまれて回帰する鮭は、まさに北海道の姿。艱難(かんなん)辛苦を乗り越え、社会に貢献する願いを込めている」と語る。また、クレーンの保存について「市都市景観条例は、市街地の良好な景観の形成や函館らしい都市景観を守ることを目的にしている。その点からも、クレーンは保存すべきだ」と訴える。

 ただ、市と同公社の撤去の方針は変わらない。「大地震などの発生で倒壊する恐れがあり、現在は具体的な解体手順や安全性の確保について、会社と最終的な協議をしている。保存活用の趣旨は分かるが、何か事故があってからでは遅い」と説明。市議会建設常任委員会のある委員も「前の委員会から継続して議論を重ねた。市は当初、残したい考えだったが、危険性が高く断念した経緯があり、撤去はやむを得ないだろう」と語る。



 ゴライアスクレーンを守る会のシンポジウムは、市公民館で19日午後1時半から同6時まで。

産業考古学会理事でクレーン史研究家の玉川寛治氏の基調講演や北海道産業考古学会会長の山田大隆氏の講演、パネルディスカッションなどを行う。

20日は午前9時から正午まで、クレーン見学会を開く。
希望者は午前9時に函館どつく正門前に集まる。ともに参加無料。

   
   函館新聞社掲載    2006年8月29日
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